予防法

監修:医療法人社団宏久会 泉岡医院 院長 泉岡 利於先生
一般社団法人大阪府内科医会 副会長

のどを守るための方法

普段から粘膜の健康維持に努め、免疫力の強化に励むことが大切になります。体力が弱っているとダメージを受けやすいので、規則正しい生活をし、バランスの取れた食生活、充分な睡眠、適度な運動をして、疲労やストレスをためないようにしましょう。ここでは、のどを守るための方法をいくつかご紹介します。

●外出先から帰ったら、手洗いをする
手には意外と細菌がついています。外出から帰ったらすぐに、石鹸をあわ立て、指の間もしっかり洗いましょう。風邪は手についたウイルスが、鼻や口を通って体の中に入って感染することが多いので、風邪が流行っている時はいつもより丁寧に洗いましょう。
●うがいをする
ウイルスや細菌の感染を防ぎ、のどの炎症を予防するには、帰宅後のうがいを習慣づけましょう。また、外出しなくても、空気が乾燥する季節や、暖房や冷房によって空気が乾燥した部屋に長時間いるような場合は、こまめにうがいをするとよいでしょう。うがいは水で十分ですが、市販のうがい薬を使えば、殺菌効果が高まります。また、お茶を使うのもひとつの方法です。お茶には強い殺菌作用があるカテキンが多く含まれているほか、ビタミンCも多いため粘膜の修復効果も期待できます。
【効果的なうがいの仕方】
水、あるいは規定量に薄めたうがい薬(お茶)を用意する。
うがいしやすい1回量(1回に口に含む量)は約20cc程度。

1回目:食物の残りカスなどを取り除く目的で、口に含んで強めにブクブクとうがいをして吐き出す。

2回目:口に含んで2、3回、ブクブクとうがいをした後、上を向いてのどの奥まで液が回るように15秒間程度ガラガラとうがいをして吐き出す。

3回目以降:2回目と同様に15秒間程度うがいをする。

●ビタミン・ミネラルを摂取する
ビタミンAは、粘膜の新陳代謝には欠かせません。ビタミンCやビタミンB2、B6は粘膜の形成とかかわりがあり、荒れた粘膜を回復させるのに効果的です。中でもビタミンCには白血球などの免疫機能と密接なかかわりがあります。ビタミンB6やパントテン酸、カルシウムや亜鉛も免疫機能を正常に保つには欠かせません。
昔からのどによいとされてきた民間療法には、これらの成分を含んだものがあります。そのいくつかをご紹介しましょう。
[大根のおろし汁]
大根のおろし汁にはビタミンCがたくさん含まれており、粘膜の炎症などに効果を発揮します。カップ1杯のおろし汁に、はちみつを大さじ1杯加えてよく混ぜて飲みます。
[アロエ汁]
アロエに含まれているアロエウルシンには、粘膜を保護し、炎症を抑える働きがあります。葉のとげをとってからすりおろし、お湯を注いで飲みます。お好みではちみつなどを加えてもよいでしょう。
※アロエには強い下剤作用もあるので取り過ぎに注意。下痢気味の場合や、月経中、妊娠中の人は飲用を控えてください。
●室内の温度と湿度に注意する
空気が乾燥していると、のどの粘膜が乾燥気味になるため、線毛が抜けやすくなります。また、冷たい空気を吸い込むと粘膜の血管が収縮して、線毛の動きが悪くなり、侵入した細菌やウイルスを外に追い出す力が弱くなります。これが冬に風邪をひきやすい原因のひとつです。夏でも冷房が効きすぎている室内では、冬と同じように温度と湿度が下がりやすいので注意しましょう。
●タバコの吸い過ぎに注意する
タバコには、ニコチン、タールなどさまざまな有害ガスが含まれているといわれています。タバコを吸うとのどがいがらっぽくなるのは、のどの粘膜の線毛が刺激されるためです。喫煙者は吸わない人の2倍も喉頭がんになりやすいといわれるなど、のどには大敵です。
●声の使い過ぎに注意する
大声を出す、高い声を無理して出す、歌を何曲も歌う、長時間しゃべるなどにより、声帯は疲労し、炎症を起こしやすくなります。軽い炎症ならば声がかれる程度ですみますが、損傷が激しいと痛みが生じ、声が出にくくなるので注意してください。
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