頭痛のメカニズム 片頭痛

監修:富士通クリニック / 東京クリニック 五十嵐 久佳 先生

片頭痛

頭の片側のこめかみから目にかけて、ときには両側や後頭部までも脈打つように痛みます。肉親に同じような頭痛を持つ人が多いことから遺伝的な要素があると考えられています。片頭痛が起こるきっかけは、ストレス、ストレスからの解放、女性ホルモンの変化、寝過ぎ・寝不足、肩こり、運動、天候の変化、アルコールなど様々です。 また、片頭痛を持つ人のなかには、頭痛が起こる前に目の前にギザギザした光(閃輝暗点:せんきあんてん)が見える、などの前兆を伴う人が10-20%ほどいます。

片頭痛の特徴

  • 肉親に同じような頭痛を持つ人がいることが多い
  • 多くは10-20歳代で発症する
  • 月に平均2〜6回頭痛発作が起こるが、発作が過ぎれば何ともない
  • 60%の人は片側の痛み。
  • 脈打つような痛みのことが多い
  • 動くと痛みが増すため、じっとしているほうが楽である
  • 痛みがひどくなると吐き気がしたり、吐くことがある
  • 頭痛の最中は光と音がわずらわしく感じることが多い
  • 仕事や家事に支障をきたすほど強い痛みのことがある
  • 生あくび、首すじの張りなどが先行することが多い

片頭痛のメカニズム

片頭痛のメカニズムは、まだ完全には解明されていません。 以前は血管が拡張して頭痛が起こると考えられていましたが、最近では脳そのものに何らかの原因がある、という説(中枢起源説)と、脳血管や三叉神経終末を起源とする説(三叉神経血管説)があります。

中枢起源説

脳に片頭痛を起こす発生器のような場所があり、そこが刺激されると前兆や頭痛が起こる、というものです。

三叉神経血管説

何らかのきっかけで三叉神経が刺激され、その終末から炎症を起こす物質(サブスタンスPやカルシトニン遺伝子関連ペプチド)などが放出され、血管の周りに炎症が起こり、血管が拡張します。その刺激が三叉神経を上行し、脳に伝わって頭痛が起こるという説です。

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