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月経前症候群(PMS)の原因・対処法

監修:吉田医院 網野 幸子 先生

月経前症候群(PMS)とは、生理前の3~10日頃の時期に5~8割の女性に起こる不調で、20〜30代の女性に多く見られます。生理の開始と同時に症状が軽くなったり、なくなったりする特徴があり、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌量の急激な変動が原因の一つと考えられています。生理前に不調を感じるなら、PMSを疑ってみてください。

こんな症状、月経前症候群(PMS)かも!

生理前に…

月経前症候群(PMS)の症状

月経前症候群(PMS)の症状は身体的な症状と精神的な症状に分けられます。

身体症状

動悸、頭痛、腹痛、関節痛、腹部の張り、腰痛、乳房の張りと痛み、食欲の変化、便秘、下腹部のけいれん痛、圧迫感、重い感じ、めまい、疲労感、ほてり、不眠、吐き気、手足のしびれ、ニキビ・じんま疹などの皮膚症状、手足のむくみ、体重増加

精神症状

イライラ、涙もろくなる、無気力、混乱、うつ、集中力の低下、記憶力の低下、刺激に過敏になる、神経質になる、気分にむらが出る、短気

なお、生理前から生理中にかけて発生する『頭痛』は月経前症候群(PMS)と思われがちですが、片頭痛の場合が半数以上です。
片頭痛についてはこちら

月経前症候群(PMS)の対処法

月経前症候群(PMS)の対処法は、予防的なケアよりも、起きた症状を和らげるケアが中心になります。手足のむくみがある場合は、塩分の摂取を減らすなどがその例です。精神的な症状の場合、軽度から中等度の月経前症候群(PMS)では、神経過敏や興奮に対しては運動や瞑想、リラックス運動などのストレス解消法が多くの場合効果を発揮しますが、症状が重い時は抗うつ薬で改善を行う場合もあります。自分の症状に合わせたケアを行いつつ、症状が重い時には医師に相談することも必要です。

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