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子どもの歯痛(歯の痛み)の原因・対処法

監修:大阪府済生会中津病院 清益 功浩 先生

歯の痛みは大人でもつらいものですから、子どもにとってはなおさら苦痛でしょう。子どもの歯痛はほとんどがむし歯によるものです。少しでも早く歯科医院へ受診して治療を受けるようにしましょう。

歯痛(歯の痛み)の原因

子どもの歯痛の原因は、ほとんどがむし歯だと思われます。むし歯菌が歯を溶かして、神経の近い所に炎症を起こすのがむし歯のメカニズムです。最近はむし歯に気をつける保護者が増えたため、昔よりも子どものむし歯は減っていますが、むし歯がたくさんできる子と、むし歯ゼロの子の両極化が進んでいます。
また、子ども歯周病による歯痛も増えています。食生活や生活習慣を見直し、むし歯や歯周病の予防に心がけましょう。

歯痛(歯の痛み)の対処法

歯が痛い時は、少しでも早く歯科医院に受診することが大事です。成長期の子どもの場合、痛みがない、しみる初期のむし歯は削らずに治すのが最近の一つの傾向のため、「歯医者さん嫌い」にならないためにも、初期のうちに受診しましょう。
すぐに歯科医院に行けない時は、痛い歯に近い頬を冷たいタオルなどで冷やすと、炎症が抑えられ痛みがやわらぎます。鎮痛薬で痛みをやわらげるのも一つの方法です。

むし歯(虫歯)の予防

むし歯予防で、何より大切なのは、じょうぶな歯を作ることです。乳製品や小魚、肉類など、カルシウムの多い食事を心がけてください。また、カルシウムが歯や骨に届くためには、ビタミンDも必要です。ビタミンDは紫外線に当たると形成されるので、外遊びも大事です。飲食面では、よく噛んで食べるとたくさん唾液が出てむし歯菌が減ります。逆にだらだら食いや糖分の多いスポーツ飲料ばかり飲ませると、むし歯菌を増やす原因になるので注意しましょう。

歯磨きをしているのにむし歯ができる場合は、うまく磨けていない証拠です。歯は生えてから数年が一番弱いので、生え始めや生え変わりの時期は、保護者がしっかり仕上げ磨きをしてください。乳歯から永久歯に変わるとはいえ、歯は一生使うものですから、小さいうちに歯によい習慣を身につけさせましょう。定期的に歯科医院でむし歯をチェックしてもらうのもよい方法です。

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