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症状から頭痛タイプを知る

監修:富士通クリニック 五十嵐 久佳 先生

国際頭痛分類では、すべての頭痛を14の大きなグループに分類しています。

一般的に「頭痛持ち」と呼ばれる場合の頭痛は、同じような頭痛が繰り返し起きることから「慢性頭痛」といわれ、その代表的なタイプとして「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」があります。

ここでは、自分の「症状」から頭痛のタイプをチェックしてみましょう。

頭痛タイプをチェックしてみよう

すべての質問に対し、ABCのどれに該当するか、数を数えてみましょう。ABCのうち、選んだ数が多かった項目に応じて、可能性がある頭痛タイプを確認することができます。
※このページに記載している『頭痛の発生状況』と『頭痛タイプ』の組み合わせは、あくまでも目安です。心配な点がある場合は、すぐに専門医にご相談ください。

Aにチェックが多かった人は片頭痛の可能性があります。
頭の片側のこめかみから目にかけて、ときには両側や後頭部までも脈打つように痛みます。片頭痛が起こる原因やきっかけは、家族に頭痛持ちがいる、女性ホルモンの変化(月経周期)、ストレス、ストレスからの解放、寝すぎや寝不足、天候や気圧の変化、アルコールなど。また、1~2割の人は片頭痛が起こる前に、視野の一部にキラキラした光が見える閃輝暗点(せんきあんてん)という前兆が現れるのが特徴です。詳しくは、片頭痛のページをご覧ください。
片頭痛について詳しくはこちら
Bにチェックが多かった人は緊張型頭痛の可能性があります。
緊張型頭痛は、後頭部から首すじにかけて、重苦しい感じや頭をベルトで締めつけられているような圧迫感が生じるのが特徴です。片頭痛のようなズキズキする痛みや寝込むほど強い痛みではなく、動いても痛みは強くならず、通常は光・音過敏や吐き気もありません。
また、体のだるさやめまい、肩こりや目の疲れをともなうことが多いようです。詳しくは、緊張型頭痛のページをご覧ください。
緊張型頭痛について詳しくはこちら
Cにチェックが多かった人は群発頭痛の可能性があります。
「目の奥をえぐられるような激しい痛み」と表現されるように、片方の目の周りにひどい痛みを感じます。2週間から2ヵ月間ほど、ほぼ毎日痛みが起こり、その期間(群発期)は、生活に支障をきたすほどの痛みに悩まされます。群発頭痛と思われた場合は、一般の病院ではなく、頭痛を専門とする病院、医師に相談しましょう。詳しくは、群発頭痛のページをご覧ください。
群発頭痛について詳しくはこちら

※このチェック結果は、代表的な頭痛のタイプに関する一般論であり、あくまで目安です。気になる点がある場合は、医療機関の診察を受けることをおすすめします。

こんな頭痛の場合は、すぐに医師の診断を受けよう

頭痛の中には、注意しなければいけないものがあります。下記のような症状をはじめ、いつもと違う激しい頭痛が起こったら、重大な病気が疑われます。すぐに医師の診断を受けてください。

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